令和元年度 第三回情報交換会

第3回情報交換会が開催されました。

日時:令和元年10月16日(水) 13:15~15:15
場所: 五島振興局 4階B会議室(五島市)
参加者:16名

効率的なサプライチェーンの構築支援事業について

〇挨拶 五島部会 部会長 五島森林組合
・全国的な課題でもあるが、五島においても高齢化・担い手不足は深刻である。
・生産量はそれなりにあるが、儲けが少ないのが現状。
・是非皆様から良いアイデアをいただきたい。

〇林野庁木材産業課
・(林業白書より)日本は、オーストリアと比較して、造材・運材コストが倍以上かかっている。ドイツトウヒ・スギともに13,000円/m3程度だが、立木価格はスギで3,000円、ドイツトウヒで8,000円である。
・今年度から始まったフォーラムだが、コスト縮減、流通最適化の答えはまだわからない。一緒に考えていけたらと思う。

〇日本木材総合情報センター
・これまで電話やFAXで行っていたものについて、データベースを活用することで効率化できる。
・ジャストインタイムシステムのデータベースになる。
・本事業について、来年度も林野庁で予算要求している。
・特に中小事業者のICT導入、活用をしてほしい。

以下、情報交換の内容

・五島の現状として、山の境界がわからない。
→どの程度わかっているのか?
→国調は6割程度だが、林地に限ればもっと少ない。

・担い手確保が重要。人員確保が難しい現状。
→従事者の年齢層は?
→平均年齢は41歳。全職員で35人、うち加工場が3人、現場が25人。島外出身者もいる。Iターン者や緑の雇用など。

・木造の構造計算ができる人がいない。
→県で研修会等に取り組んでいく。
→国でも建築士向けの研修がある。木造ができる人を指導する指導者の育成を目指している。公共工事の経験を民間の建築物で活かせればと考えている。

・移住者は増えているのか?また、移住者向けに林業を案内しているか。
→移住者は多くない。水産業については県が福岡でイベントを実施している。

・今後、公共建築物の予定は?
→図書館を建設予定、木材は100m3程度使用。それ以降は今のところない。

・材を供給する際、どのように行うのか?
→製材までは五島で行い、乾燥・仕上げは県外(大分)に送っている。
幅木等、天然乾燥できるものはやっている。

・島内に製材所はいくつあるのか?
→6か所。ただし、いずれも小規模で、柱等の構造材はプレカットから購入している。

・五島では年間何棟、新築住宅があるのか?
→最新のデータはないが、10年前で年間30棟程度だった。ビルダーは地元の工務店が多い。

・五島においては川上→川下までの一貫したサプライチェーンはないので、まずは船で運搬する資材について情報共有をするなど、できるところから始めるのが現実的だと思う。
→そのとおりで、いきなり全てを実現できるとは思っていない。取り組める部分から手を付けてほしいと思っている。

・森林資源状況は?
→(上五島)資源量自体はあるが、成長が悪く、急峻な山が多く条件が悪い。
→(下五島)上五島よりは平坦であるが、成長は同様にあまり良くない。

・丸太の出荷状況は?
→(上五島)400~500m3集まった段階で、船で運搬している。木材を集めるのに時間がかかる。成長が悪く、細い材が多い。
→(下五島)現在丸太は出しておらず、製品をトラックに積んで輸送している。運搬費が高く、15~16万/回程度。

・合わせ積み(上と下、対馬と上など)は?
→やったことはあるが、経費的にはあまり良くなかった。

・国有林との共同出荷は?
→情報共有は行っているが、まとめ役がいない。
→国有林はシステム販売がメインなので、送り先が同じならば一緒にやれるのではないか。

・五島においては流通ロットの拡大が重要。
→上と下、県営林と公社材など、様々なパターンを検討して良いと思う。

・岐宿小学校が100%五島産材で建てられたように、公共建築物以外に民間の建築物についても県産材(五島産材)をコーディネートするコーディネーターの育成が必要。

・観光客数は横這いとのことだが、新しいホテルはできている。そのような大型建築物の木質内装化を進めるべきだと思う。

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