令和二年度 第一回情報交換会

第1回情報交換会が開催されました。

日時:令和2年10月21日(水) 13:30~16:00
場所: 長崎インターナショナルホテル(五島市)

効率的なサプライチェーン構築に係る情報交換会

(1)長崎県サプライチェーンマネージメント推進フォーラムの取組
①林野庁 挨拶  木材産業課(Web参加)
・フォーラムの目的は、川上から川下までの情報共有を図り、需給のマッチングや流通コストの低減を図ることが目的。
・当フォーラムは、輸送コストの低減や県産ヒノキのコンパネ製作による需要拡大などを目標に掲げてあると聞いており、推進を図ってもらいたい。

②日本木材情報センター
「木材SCM支援システム(通称:もりんく)の課題と改善の方向性」
                      
(2)話題提供                           
①長崎県森林組合連合会「木材流通の現状について」
②長崎県林政課 森林活用班「建築物の木造木質化について」  

(3)意見交換 
以下、意見交換の内容です。

■県木連
・県産ヒノキの合板の取組については、先ずはコンパネということだが、今後構造用合板や下地用合板の取組も検討できれば、広がるのではないか。プレカット工場で使われるようになるのではないか。
・県内における県産材利用率はどの程度?
→県全体で把握しているものはないが、プレカット工場のみでは7.1%となっている。住宅用の合板が県産材でできれば利用率が上がると期待される。(県)

■ゆとり協
・10月29日から住宅フェアを開催するが、今回はコロナの関係で展示がメインとなっている。県庁のホール等で行っており、県産材等の展示もあるので、来場願いたい。

■日本木材情報センター
・輸出材の価格は一般的にどのようになっているか。
・中間土場を活用し、選別・仕分け等行うことで、どの程度コスト削減につながる見込みなのか。林野庁の方からもコスト削減が重要な点の一つであることが言われている。
・資料4のp21にもあるが、サプライチェーンの中心は原木となっているが、製材品の可能性はないのか。
→輸出材のうち、ヒノキはB材、小曲でスギ材はC材を対象としている。価格は幅があるが、ヒノキで13,000円前後(港渡し)、スギで6,000~7,500円である。
中間土場活用によるコスト縮減効果は、資料1(令和元年度実績報告書)のp14にあるように、m3あたり約1,000円の削減効果が見られた。今後件数を増やし検証していく。
製材品については、製材所が小規模で製材できる量が限られており、それ以上の原木は島外、県外への流れになってしまう。対馬の製材所での製品も島内需要が少ないため、県外に出ている状況。(県森連)

■全市場連
・木材価格はコロナの影響で低下したが、最近は災害で材の不足感もあり価格が戻ってきた。全国平均でヒノキ中目材17,000円前後となっている。先ほど3か月ごとに協定単価を見直しているとの話もありましたが、市況情報を公表しているので、参考にしていただき価格交渉を進めてもらえればと思う。
 →価格は、最終的には森林所有者への還元につながるもので、川中、川下との協議の中で決められるものとは思うが、重要な部分であるとの認識で進めている。(事務局)

■県対馬振興局
・木材需要拡大の面では、住宅着工に大きな伸びが望めない中、公共建築物での木材利用や、県産材のPRが重要だと思うが、どう考えているか。
→県や市町にも公共建築物への木材利用方針があり、木材利用に対する認識がない訳ではないが、大きな流れになっていない。具体的案件ごとに、県が市町へ木材利用を働き掛けているのが現状である。(県)
→行政側の木材利用の意識向上が必要だが、これは県の力が大きいと思う。山側も地域材の供給体制整備が重要となるが、16万m3の県産材が生産されている中、材がないわけではなく、どこにあるのか「見える化」することが必要となってくる。それには、このサプライチェーンの構築や「もりんく」等を使った木材情報の共有を進めて行くことが重要。(事務局)

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